リサイクルショップは委託販売に代表されるように、個人から仕入れ、個人に販売する商売です。もちろん、企業の縮小や移転、あるいは倒産などにより、事務機器や什器類などがリサイクルマーケットに大量に放出されるなど、例外も少なからずあります。さらには大型店が出現するなど、リサイクルショップの形態も変わりつつありますが、個人単位での商売という原点が、大きく変わることはありません。すなわちリサイクルショップは、一括仕入れによるメリットを出すことが困難な業種ということができます。そのため、たとえ大型店が登場したにせよ、全国展開の大型チェーンにまで発展させることはむずかしく、反対に素人の個人経営でも容易に参入ができるわけです。しかしながら、リサイクルショップの認知度が高まり、顧客が急激に拡大してくるにつれて、一定の地域内における個人対象の商売にも限界が出始めてきました。ニーズの多様化に対応した品揃えが求められるようになってきたからです。たとえば、大型画面のテレビを求めているお客様がいたとして、在庫もなければ既存の商圏にも商品がないとしたら、付き合いのあるリサイクルショップなどに声を掛けてでも探さなければなりません。そのお客様が、他のリサイクルショップから購入してしまったら、おそらく次からは自分のショップに来てもらえないでしょう。