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ローカルアクセスの広帯域化と高スピード化

ローカルアクセスの広帯域化と高スピード化が、社会インフラを抜本的に高度化し改善する「肝」である。ということは理屈では昔からわかっていたことだが、実際に多くの人へのサービスとして提供するうえでは、コストの問題があってなかなか進展しなかった。ところが、アメリカでもここ1、2年、ADSLという技術を使って、既存の銅線ケーブルを活用しながら通信速度を400〜500Kbpsに上げる手法が普及しはじめた。たとえば長距離通信会社のSPRINT社は、RBOCの銅線ネットワークを使いながら、ADSLによって高速データ通信をするサービスを始めている。同社は、これをIONというコンセプトに取りまとめて顧客に提示している。

人間のコミュニケーションの支援から出発

人間のコミュニケーションの支援から出発した、いまのコミュニケーションのテクノロジーは、技術の仕組みの限界から、人間の本来のコミュニケーションの仕組みから外れてきたような経緯があるのです。しかし、デジタル・テクノロジーとコンピュータの組み合わせからできてくる、コンピュータ・ネットワークの世界では、これらの多くの制約を取り除くことができる部分がたくさんあります。人間の本来のコミュニケーションのあり方に立ち戻って、さまざまなことを進めていくことができる。この点で、インターネットは、人間を支えるコミュニケーション・テクノロジーとして、つまり情報や知識を伝達したり共有したりするメディアとして、これまでのメディアにはなかった可能性を示しはじめているということがいえると思います。

ビジネスモデルの重大なコペルニクス的転回が必要

これからの日本は人口が減少していく。それに、先のウェブ利用者数の伸びは、ネットレイティングの指摘にもあるように、鈍化の傾向がある。そこで楽天は、国内市場の深掘りという意味での物流への進出(アウトソーシング〈外部委託〉先との提携)と、今後の成長が見込める海外展開を図ろうとしているが、中でも海外進出は、既存のビジネスモデルの膨張路線と見る向きもないわけではない。どこかで見た戦略ともいえ、いずれ楽天には、ビジネスモデルの重大なコペルニクス的転回が必要になるかも、しれない。アソシエイト・プログラムもこのサイクルに含められる。利用者囲い込みのためだけの安直なポイントプログラムではなく、また、ある一定のところに富が集中するようなしくみでもなく、ここには、うっすらと好循環に回っている経済圏がある。


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