ボトックス治療は、みけんの縦ジワや目じりのガラスの足あとなどのように、筋肉が縮んでできるシワに対して、シワの原因となっている部分の筋肉を弱め、動かなくすることによって、間接的に治療します。筋肉の一部を動かなくするというと、表情が不自然に見えるようにならないかとだれもが心配しますが、動きを止めるのはごく一部だけですので心配はいりません。みけんの縦ジワ、目じりの深いシワなどは、ほとんどの場合、苦痛や、気むずかしい表情を表現する、ないほうがよいシワです。そのシワができなくなったからといって、不自然になることはありません。ボトックス治療はみけんの縦ジワ、ひたいの横ジワ、目頭や目じりなどの目の周りのシワ、あごの先端にできる梅干しの種のようなボコボコ、などを驚くほどきれいに消し去ります。
肥満はリンゴ型肥満と洋ナシ型肥満とに分けられます。おなかが出っ張ってとくに上半身に多く脂肪がつくのがリンゴ型肥満、お尻や太ももの下半身に多く脂肪がつくのが洋ナシ型肥満です。リンゴ型肥満は圧倒的に男性に多く見られ、洋ナシ型肥満は若い女性に多く見られます。後者の脂肪は妊娠や出産のときの重要なエネルギー源となるもので、病気の原因となる可能性はほとんどないといえます。生活習慣病と深くかかわっているのは、むしろリンゴ型肥満のほうです。リンゴ型肥満は、さらに内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満とに分けられます。どちらのタイプの肥満かを判定するためには、腹部内部の断面像を撮影するCTスキャンを利用することがもっとも有効です。これまでの研究から、皮下脂肪型肥満よりも内臓脂肪型肥満のほうが糖や脂肪の代謝(新旧の物質の入れ替わり現象)が悪く、高脂血症などの病気になりやすいことがわかっています。
トマトジュースは真っ赤になる加工用のイタリア系品種を使用するので、手軽にトマトの赤の恩恵にあずかれるというわけだ。しかし、日本の生食用のトマトに栄養がないというわけではない。「桃太郎」などの品種をはじめとし、トマトの九五%はほかの野菜と同様に水分でできている。しかし、各種ビタミン、ミネラル、食物繊維などたくさんの栄養を含んでいる。生食用では、お店で売られているミニトマトも、赤い色素を多く含んでいる。形やかわいさから、弁当に用いられることが多いが、値段の面からいっても、もっと普段の食卓にとりいれてもよい食品だ。ほかにもトマトは、肝機能を強化して解毒作用を高めるはたらきをもつ。また、便通を整え、脂肪を消化する作用があるので、ダイエットにも効果的だ。トマトは、真冬でも比較的安くでまわっている。しかし、これらの温室栽培のトマトは真夏の露地物より栄養価的に数段劣ってしまう。リコピンの効果を利用したいのであれば、ホールトマトやトマトピューレ、トマトケチャップなどを調理に利用したほうが効果的ということになるようだ。さてここで一つの疑問が残るはずだ。先の実験で、リコピンに対して、トマトジュースの方に軍配が上がったのはなぜか。自然の食品というものは、たくさんの成分が混然と溶け合い数値を超えた。クスリ効果を発揮しているからであろう。