乾性の皮膚では、ビタミンA欠乏のときと同じような皮膚変化がでてくる。そのため、従来からビタミンAの内服が原則としてすすめられている。それに加えて、皮膚の表面に油分を補う。その目的には乳化された油がよくて、クリームで十分である。保湿剤(角層に水分をとどめるもの)が入ったものなら、なおさらよい。肌あれがひどいときは、ビタミンA、E入りのクリームが使われることもある。これらは皮膚の表面を滑らかにしてくれるためである。
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食物としては脂肪分の多いものを食べるとよいが、それよりクリームをすりこむ方が有力。めざましく効果をあげることができる。ビタミンAを外用剤に配合することは医薬品では昔から行われてきたことだが、最近では美容皮膚科の分野で非常に薬理作用・美容効果の高いビタミンAの誘導体が使われるようになっており、脚光を浴びている。ビタミンAの誘導体には多くの種類があり、例えばレチノイン酸(トレチノイン)などがそれである。化粧品でも、レチノール(ビタミンA)配合のものが注目されている。しかし、乾燥による肌荒れには保湿クリームだけでも十分に対応できる。